【小説】深夜特急シリーズのあらすじ・見どころをご紹介

深夜特急シリーズが気になるけど、6巻まであるから読む前にざっくりあらすじを知りたいと思っていませんか?

そんな方に向けて、ここ1ヶ月で深夜特急シリーズを読んだ僕からあらすじ・見どころをご紹介します。

目次

【小説】深夜特急シリーズのあらすじ・見どころをご紹介

深夜特急シリーズのあらすじ・見どころの前に、簡単に概要を紹介しておきますね。

深夜特急シリーズは沢木耕太郎さん(著者)が書かれた作品で、新潮社から1986年に「第一便」と「第二便」、1992年に「第3便」が刊行されて完結しました。

1996年〜1998年には大沢たかおさん沢木耕太郎さん役を演じたドラマが放送されていて、2023年には斎藤工さんが「朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード」という番組で朗読されています。

ドラマ化に朗読とバックパッカーのバイブルとして日本のバックパッカーに愛され続けている作品なことがわかりますね。

ちなみに、「朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード」は、AmazonオーディオブックのAudible (オーディブル)で視聴することができます。

深夜特急のあらすじ

深夜特急は沢木さん(26歳)の「インド(デリー)からイギリス(ロンドン)までバスで行きたい」という思いから、すべての仕事を投げ出して始めた一人旅に関する紀行小説です。

沢木さんは手元のお金をかき集めた2,000ドルに満たない所持金で日本を出て、香港、マカオ、マレー半島、シンガポール、インド、ネパール、パキスタン、アフガニスタン、イラン、トルコ、ギリシャ、イタリア、モナコ、フランス、スペイン、ポルトガル、フランス、イギリスを1年以上かけて旅します。

このユーラシア大陸を横断する一人旅を通して、沢木さんが誰と関わり、どんな過ごし方をするのか。また、目的地であるイギリス(ロンドン)で旅の終わりに何を思うのか・・・。

深夜特急は、不思議と沢木さんと同じような旅がしたいと感じる、海外一人旅に駆り立てられる一冊です。

深夜特急の見どころ

深夜特急の見どころは、一人旅の自由さと、沢木さん自身の変化(成長)です。

訪れる国々を自由気ままに散策して、夜市を見て回ったり、賭け事をしたり、現地の人とカフェに行ったりと旅先で次々起こる偶然の出会い・出来事を自分事のように楽しく読むことができます。

また、一人旅を続ける中で様々なトラブルに向き合うことで、沢木さんが旅人として次第に成長する過程が深夜特急シリーズを読み進める中で分かる見どころです。

参考として、本書を読んで印象に残った2つの文章を載せておきます。

<さて、これからどうしよう…・・・・・>

そう思った瞬間、ふっと体が軽くなったような気がした。

今日一日、予定は一切なかった。せねばならぬ仕事もなければ、人に会う約束もない。

すべてが自由だった。

そのことは妙に手応えのない頼りなさを感じさせなくもなかったが、それ以上に、自分が縛られている何かから解き放たれていくという快感の方が強かった。

今日だけでなく、これから毎日、朝起きれば、さてこれからどうしよう、と考えて決めることができるのだ。

それだけでも旅に出てきた甲斐があるように思えた。

引用元:深夜特急1一香港・マカオー

旅は私に二つのものを与えてくれたような気がする。

ひとつは、自分はどのような状況でも生き抜いていけるのだという自信であり、もうひとつは、それとは裏腹の、危険に対する鈍感さのようなものである。

だが、それは結局コインの表と裏のようなものだったかもしれない。

「自信」が「鈍感さ」を生んだのだ。

私は自分の命に対して次第に無関心になりつつあるのを感じていた。

引用元:深夜特急5ートルコ・ギリシャ・地中海一

終わりに

深夜特急シリーズのあらすじ・見どころをご紹介してきました。

既に一人旅が好きな方・これから一人旅をしたいと考えている方は、ぜひ深夜特急シリーズを読んでみて下さい。

記事中でもご紹介しましたが、深夜特急を音声で楽しいみたい方は、AmazonオーディオブックのAudible (オーディブル)から「朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード」が視聴できます。こちらもぜひ利用してみて下さい。

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