「この働き方を何十年と続けるのは、体力的・精神的に大変だな・・・。ある程度お金を貯めて、もう少し自由な生き方をしたいな・・・。自由な生き方と言っても、具体的にどんな生き方があるんだろう?」
これはサラリーマンとして毎日フルタイム出社で働いていている僕が数年前から思っていることです。この願望と疑問の下で、自由な生き方をしている人が書いた本を何冊も読んだので、その中のおすすめ本を紹介します。
セミリタイア生活に向けて、「自由な生き方を学んだ本」を紹介する

自由な生き方と聞くと、「大金を貯めてリッチに過ごす」といったイメージを抱くのではないでしょうか。しかし、僕が本から学んだことは、自由の形は人それぞれ、そしてお金が全てではないということです。
年収90万円で週休5日の生活を送る人がいたり、山奥で共同生活をする人がいたり…。今回ご紹介する4冊はいわゆる世間の常識から外れた、多様な自由の選択肢を示してくれます。
あなたの理想に近い生き方が、これから紹介する本の中から必ず見つかるはずです。
年収90万円で東京ハッピーライフ
著者の大原扁理さんが東京近郊で年収90万円という超低予算で、週休5日のセミリタイア生活を実践するリアルな内容が書かれています。
「低収入=不自由」という常識を覆し、働く時間を極限まで減らすことで、時間に満たされた豊かな生活を送る知恵が詰まっています。ムダを削ぎ落として本当に大切なものを見極める生活術は、まさに自由への最短ルートといえます。
ストイックな節約ではなく「心穏やかな時間」を最優先する生き方は、お金優先の価値観を持つ人に新たな気づきを与えてくれます。将来への不安解消と行動への勇気が貰える一冊です。
働かないって、ワクワクしない?
「働かなくても死なない」をモットーに、会社を辞めて自由な生活を謳歌する著者のエッセイです。
本書は従来のキャリアや収入の常識に囚われず、自分の「好き」や「やりたい」を軸に生活を組み立てるヒントが満載です。無職やフリーターという生き方はネガティブなものではなく、クリエイティブで可能性に満ちた選択肢だとされています。
重々しいハウツー本ではなく、軽快な語り口で「働かない自由」の楽しさを伝えてくれます。仕事のために生きることに疲れて自分の人生の主導権を取り戻したい!と感じているなら、まずこの本を読んでみて下さい。
減速して自由に生きる
元IT企業役員の著者がバリバリ働く生活から一転、地方で自然に寄り添いながら「減速した生活」に切り替えた経緯と思考を綴った本です。
競争社会のスピードから降り、時間を贅沢に使い、自分の五感と向き合う生活の心地良さを教えてくれます。豊かさの定義を「お金」から「時間や自然とのつながり」へとシフトする具体的な方法論が学べます。
ハイスペックなキャリアを手放す決断の裏側にある哲学が深く、説得力があります。「今の地位や収入を捨てていいのか?」と迷う人の背中を押してくれる本になっています。
心と体の健康を取り戻すための具体的な道筋について、この本から学んでみましょう。
山奥ニートやってます
山奥の限界集落で共同生活を送りながら、最低限の収入で自由に生きる「山奥ニート」たちの日常を綴ったドキュメンタリー&エッセイです。
資本主義社会から距離を置き、助け合いながら暮らす彼らの生活からは、究極のミニマリズムと共同生活の豊かさを感じさせてくれます。お金がなくても自由な時間と仲間がいれば幸せに暮らせることがよく分かりますね。
「セミリタイア後、地域社会とどう関わるか?」「共同生活の可能性は?」等、より踏み込んだテーマに関心がある読者に最適です。極端な自由の形を知ることで自分のセミリタイア計画の幅を広げられるでしょう。
自由な生き方を学んで理想のライフスタイルを構想しよう

今回は、僕自身がセミリタイア生活に向けて「自由な生き方」を学ぶきっかけとなった4冊をご紹介しました。どの本も単なる節約術やハウツーではなく、「何のために働き、生きるのか」という本質的な問いを投げかけてくれます。
フルタイムで働き続けることに疑問を感じているあなたは既に人生を変えるための第一歩を踏み出しています。まずはこの中の1冊を手に取り、あなたにとっての「自由」が具体的にどんな形をしているのか、構想を練り始めてみましょう。
共に理想のライフスタイルの実現を目指して頑張りましょう。

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